青年達が社会の中で自立していくために必要な、心の栄養と準備を蓄える為に、温かい食事を食べて、ふかふかの布団で安心して眠り、話に耳を傾けてくれる人が居る。

青年達にとっていつでも帰って来られる実家のような場所が、スマイルリングホームです。

他団体と共同で運営する自然栽培のミナイカシ畑にはスマイルリングの青年達のみならず、地域の子供や大人、外国人、大学生、老若男女様々な人が訪れます。

青年達は十勝の自然の中で優しく受け入れられながら、みんなで一緒に美味しい野菜を作る体験をします。

就職先を探している青年と、企業との架け橋になるサポートです。

彼らの特性や背景などを理解して下さる企業とのマッチングをし就労後の相談に乗ったり、フォローを行います。

働く親の姿に接する機会のない児童養護施設で暮らす子供達に、地域の様々な企業などが訪れて職業体験をしてもらいます。いろんな仕事に触れ合い、施設在園中から子供達が地域の大人と触れ合える楽しいイベントです。

当法人の名誉理事である『平成のKOキング』元プロボクサーの坂本博之らと共に、児童養護施設や少年院を訪問し、子供や青年達の様々な思いをパンチに乗せて打ち込んでもらい、大人達がその思いをしっかり受け止める。

そんな心の交流が次の支援に繋がっていきます。

成人式などの晴れの日に、『振袖や羽織袴を着て記念写真を撮る』ことを、経済的な理由などから諦めてしまう青年達がいます。そこで、各地域の「スマイルリング応援団」の皆さんと連携し、青年達に一生に一度の「思い出づくり」のサポートを行っています。（現在は帯広、札幌、釧路、関東や鹿児島などで実施）

講演会、講話、座談会などを通して、社会的養護の子供や青年達の事、少年院を出院した後の青年達の事、スマイルリングの活動などを広く知って頂き、社会全体で青年達の『孤立では無い自立』を支えていく為の活動を行っています。

面談の他、電話やLINE、SNSなどを通し、全国から寄せられる様々な相談に乗っています。LINE相談窓口を設置するなど、孤独な声に耳を傾け、一緒に悩んだり考えたりしながら、伴走していきます。